ハナダ ミチコ
Hanada Michiko
花田 道子 所属 動物トータルケア学科 動物トータルケア学科 職種 教授(実務家) |
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発表年月日 | 2000/10 |
発表テーマ | 栄養療法におけるLive blood Analysis(L.B.A)検査の犬猫への試み |
会議名 | 平成12年度日本小動物獣医学会 |
学会区分 | 全国学会 |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 花田道子、宮野のり子 |
概要 | 本人担当部分:本研究の全体を統括し発表した:
今回、L.B.A.を用いた血液栄養分析によって、バイタルチェックを行ない、飼い主に“生きた血液”を見せることで、治療に対する意識を高めるために応用することを試みた。方法としては犬猫から採血した一滴をそのまま顕微鏡の超暗視野で観察した。 結果:臨床所見、一般身体検査、CBC、血清生化学検査、尿検査で正常値を示すものの赤血球は大きさが均一で、個々に離れており、サラサラと流れて見える.一方、栄養過剰、蛋白質または脂肪の分解能の低下しているもの、脂漏性皮膚炎、肥満のものの赤血球は連銭形成、凝集の傾向にある。貧血を呈するものでは、標的赤血球が見られ(犬>猫)、肝機能、腎機能の低下の際は、アカントサイトが障害の程度により様々に見られた。ストレスの多くかかっているものや添加物の多い餌を食べているものの赤血球の辺縁は、フリーラジカルによるダメージ像を呈し不整になっていた。免疫力の低下が伺えるものでは、白血球やマクロファージの運動も鈍いことがわかった.血液以外にもフィブリノーゲン、脂肪滴、コレステロール様結晶が見られる事があった。 |