ハナダ ミチコ   Hanada Michiko
  花田 道子
   所属   動物トータルケア学科 動物トータルケア学科
   職種   教授(実務家)
発表年月日 1997/10
発表テーマ 犬乳腺癌の肺転移巣に対する核酸療法の一好転例
会議名 平成9年度小動物獣医学会
学会区分 全国学会
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 宮野のり子、花田道子
概要 本人担当部分:本研究の全体を統括した:一例報告である。
12歳齢,雌,雑種犬が,3年経過した乳腺腫瘍を主訴に1994年7月30日来院した。8月2日外科手術にて乳腺の全摘出,左右腋窩・浅鼠径リンパ節摘出を行った。病理検査では,乳腺癌と診断された。11月30日(術後4ヶ月目)に右頚部腫瘤を認めbiopsyにて腺癌と診断された。レントゲン検査でも肺転移が認められた。術後直ちに核酸療法を実施,効果はすぐには見られなかったので,12月より核酸の投与量を多くした。1995年4月(術後9ヶ月目)右頚部腫瘤は消失し肺転移巣も小さくなった。1995年11月(術後1年7ヶ月目)には肺転移巣はほとんど認められなかった。1996年8月の検査でも肺転移巣は認められなかった。現在も核酸療法を継続。元気に生存中。