フジハラ エリコ
Fujihara Eriko
藤原 恵利子 所属 動物トータルケア学科 動物トータルケア学科 職種 講師(実務家) |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/06 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌)【査読なし】 |
標題 | 集2 深在性真菌症の新規治療薬 −カスポファンギン−
カスポファンギンの抗真菌活性について |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 化学療法の領域 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (28),1324-1333頁 |
著者・共著者 | 池田文昭、鈴木真言、伊与田貴子、藤原恵利子、小川真実、永安玲子 |
概要 | 日本で実施された深在性真菌症を対象としたcaspofunginの臨床試験において原因真菌として分離されたカンジダ属20株およびアスペルギルス属15株を対象にcaspofungin、micafunginなどの薬剤感受性をヒト血清アルブミンを5%添加した培地を用いて測定した。カンジダ属およびアスペルギルス属の臨床分離株に対する5%ヒト血清アルブミン添加培地におけるcaspofunginの薬剤感受性はmicafunginとほぼ同等であり、caspofunginの抗真菌活性は5%ヒト血清アルブミン添加の影響をmicafunginよりも受け難いことが確認された。新たに日本で使用が可能となったキャンディン系抗真菌薬caspofunginはカンジダ属およびアスペルギルス属の臨床分離株に対して優れた抗真菌活性を示した。キャンディン低感受性株の報告はわずかであるが、継続的にモニターしていくことがキャンディン系抗真菌薬の適正使用を推進する上で重要であると考えられた。既述の研究の薬剤感受性測定およびデータ解析を担当した。 |