フジハラ エリコ   Fujihara Eriko
  藤原 恵利子
   所属   動物トータルケア学科 動物トータルケア学科
   職種   講師(実務家)
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2008/05
形態種別 研究論文(学術雑誌)【査読あり】
査読 査読あり
標題 男女尿検体におけるStrand displacement amplification (SDA)法を用いたChlamydia trachomatisおよびNeisseria gonorrhoeaeの検出
執筆形態 共著
掲載誌名 感染症学会誌
掲載区分国内
巻・号・頁 (82),182-186頁
著者・共著者 金山明子、藤原恵利子、雑賀威、小林寅喆、尾上泰彦
概要 性感染症を疑い川崎市の診療所を受診した男性422名、女性53より採取した尿検体(計475検体)についてStrand displacement amplification (SDA)法であるBD プローブテックETを用いてChlamydia trachomatisおよびNeisseria gonorrhoeaeの検出を行った。その結果、SDA法および対照として用いたPCR法による検出を行い検出感度および特異度を比較した。その結果、SDA法および対照として用いたPCR法による結果はC.trachomatisにおいて98.1%, N. gonorrhoeae検出では99.4%と両菌種に対して高い一致率であった。PCR法を基準とした場合のPCR法による検出感度、特異度はC.trachomatisにおいて98.1%, N. gonorrhoeae検出では90.6%、99.3%、N. gonorrhoeae検出では98.7%、100%であり、これらの結果に男女差は認められなかった。
以上のことから、尿検体からのC.trachomatisおよびN. gonorrhoeae 検出においてSDA法であるBD プローブテックETは従来の検査法であるPCR法と同等な性能を有していることが確認できた。既述の研究のBD プローブテックETを用いた測定およびPCR法との比較解析を担当した。