カワモリタ チアキ   Chiaki KAWAMORITA
  川守田 千秋
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 看護学科 看護学教員
   職種   教授
発表年月日 2012/12
発表テーマ 高齢者の主観的健康感と疾病および楽しみや生きがいとしている活動との関係
会議名 第32回日本看護科学学会学術集会
学会区分 全国学会
開催地名 東京
発表者・共同発表者 川守田千秋
概要 高齢者の主観的健康感について疾患と楽しみや生きがにしている活動の側面から明らかにすることを目的として、A県B市C市在住の65歳以上の男女を対象に「主観的健康観」「最近1年間に治療を受けた疾患」「楽しみや生きがいを感じている活動」についてアンケート調査を行った。
女性では、高血圧と膝の運動機能疾患がない者では6つの、心臓病がない者では4つのSF-8下位尺度が高く、男性では治療した疾患がない者のSF-8下位尺度が高かった。
また、女性では、家族・友人・知人との交流、家事などの家の仕事に楽しみや生きがいを感じる者のSF-8下位尺度が高く、男性では学習や教養を高める活動に楽しみや生きがいを感じる者のSF-8下位尺度が高かった。
高齢者のSF-8は、女性では血圧コントロールと心機能および膝の運動機能維が維持されること、また、家事などの家の仕事、友人や知人との交流が充実することが主観的健康感を高めることにつながるものと期待される。男性では、特定の疾患ではなく治療した疾患がないこと自体が重要であり、学習や教養を高める活動の充実が主観的健康感を高めることにつながると期待される。