カワモリタ チアキ   Chiaki KAWAMORITA
  川守田 千秋
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 看護学科 看護学教員
   職種   教授
発表年月日 2007/11
発表テーマ 強みを活かした看護に関する研究―脳血管疾患高齢者の生活行動の継続的な自立に向けて―
会議名 第27回日本看護科学学会学術集会
学会区分 全国学会
開催地名 東京
発表者・共同発表者 千明裕美、井上理恵、大貫綾子、藤原聡美、川守田千秋
概要 脳血管疾患高齢者の継続的な自立における強みを生かした看護の有効性や方向性を示すことを目的に、A氏の自律状況の変化と強みを生かした看護の実際を分析した。分析は、「認知と行動」「コーピング」「サポート」「習慣や好み」の4要素からデータをカテゴリー化し、A氏の自立状況に影響を与えた、強みを生かした看護の構造を描出した。
自立を目指すための強み要素として、意欲と自立心が重要であった。長期記憶や結晶性知能の低下は少ない高齢者に対しては、もともと持っている能力を活かすとともに、新たに習得すべきことに関しては、高齢者のペースに合わせて繰り返し働きかけることによって手続き記憶を強化していくことが有効であると考えられる。また、強みと同時に弱みの存在を認め、弱みにうまく対処していくことは強みを生かすために有効であった。