イマムラ ヨシコ   Yoshiko IMAMURA
  今村 嘉子
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 看護学科 看護学教員
   職種   准教授
発表年月日 2009/11
発表テーマ 老年看護学実習において学生が高齢患者・家族に関与していく構造
会議名 第29回日本看護科学学会学術集会
学会区分 全国学会
開催地名 幕張メッセ国際会議場
概要 看護実践場面で看護学生が看護に参加し、高齢者が抱える現実にどのように関与していくのかを明らかにすることを目的として承諾が得られた6名の学生と指導者との相互行為場面の参与観察を実施。観察データは相互行為場面の行動パターンにより分類し、意味内容の類似性からカテゴリー化を行った。インタビュー記録は意味内容を取り出し、コード化した。「学生が高齢患者・家族に関与していく構造」では4つのカテゴリーが抽出された。患者・家族への関わりから「病気に対する認識」「心理・闘病意欲」「高齢者の役割」「人生の振り返り」「患者に対する家族の思い」「高齢者の家庭での生活」「家族関係」「福祉サービス」を学んでいた。
学生は高齢患者と接するときに、自己の祖父母や他の高齢者と関わった経験を基準にしながら、患者・家族に直接アプローチし自己の高齢者に対する見方を形成していた。学生は高齢者・家族の文化的・社会的価値を尊重し、それを踏まえた個別的な関わりの重要性を学んでいた。