フルタ ツネト   Tsuneto FURUTA
  古田 常人
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻教員
   職種   教授
発表年月日 2010/03
発表テーマ 髄症患者における自主練習が定着しない要因の検証 ~インタビューに基づく質的検証~
会議名 第20回埼玉作業療法学会
学会区分 地方学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 坂幸太郎, 渡邊慶太, 山﨑裕介, 長谷川岳弘, 徳江与志子, 古田常人
概要 早期退院のため、多くの頚髄症患者は回復までの善し悪しには臨床経験から自宅での自主練習の実行状況が大きく影響していると考える。このため、自主練習の介入を検討するには、側促進、阻害する要因の調査が必要と考えた。そこで、A氏のインタビューから、阻害する要因を知ることを目的とした。
面接時間は1回(50分)、総区分、ラベルは計83個、カテゴリーは計12個であった。得られたカテゴリーを、自主練習を行う要因と行わない要因に分類した。行う要因は①助言・意見の受け入れ、②やりたい趣味、③人目を気にする、④リハの必要性の認識、⑤痛みのない、⑥効果があれば実行であった。行わない要因は⑦症状回復の認識、⑧手指の痛み、⑨代償手段の依存、⑩ヘルパーの利用、⑪症状悪化の不安、⑫自動運動による症状悪化、⑬家事経験の不足であった。