フルタ ツネト   Tsuneto FURUTA
  古田 常人
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻教員
   職種   教授
発表年月日 2013/06
発表テーマ 重度認知症高齢者の知性評価スケールの妥当性の検証 -HDS-Rとの関係,及びQOLへの影響-
会議名 第47回日本作業療法学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 古田常人,白石麻奈
概要 発達検査を参考に知性評価スケールを作成,認知症の方の知性評価を行った。そして、そのスケールの基準関連妥当性、及び構成概念妥当性の検証を行い、利用可能について検討した。結果、1) 知性の各カテゴリ,全体とHDS-Rの間にr=.61~.71,p<.05と相関を認め,知性スケールが知能を測定していると考えら,又各知性のカテゴリの高群は低群に比べQOL-D因子1,3,5,6,全体において達成率が高かった(p<.01).この2点より知性スケールの基準関連妥当性があると示唆された.ポジティブ因子は直接QOLへ影響し,ネガティブ因子は間接的にQOLへ影響するものと考えられた.適合度はCMIN=40.70 (p=.057),RMR=3.55,GFI=.90,AGFI=.80,CFI=.98,RMSEA=.09と概ね適合していた.これらよりQOLへの知性の影響のモデルの適合性を認め,構成概念妥当性があることが示唆された.