フルタ ツネト   Tsuneto FURUTA
  古田 常人
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻教員
   職種   教授
発表年月日 2013/06
発表テーマ 橈骨遠位端骨折術後に伴う疼痛と神経系の回復過程の関係~客観的定量評価ニューロメーターを利用して~
会議名 第47回日本作業療法学会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 赤池由実子、木勢峰之、古田常人、山﨑敦
概要 二重盲検テストにて知覚機能の定量的評価が可能なニューロメーターを用いて神経系の変化を捉え,痛みとの関係を明らかにすることを目的とし,橈骨遠位端骨折術後に伴う疼痛と神経系の回復過程について検討した.CPT値では,2,000HzはAβ線維,250HzはAδ線維,5HzはC線維を表している.
結果より,5HzCPT値はVASやROMの回復に大きく関与していると考えられ,二次痛の回復過程を検討することができる.二次痛は,伝導路より自律神経や情動等の機能にも影響を及ぼすとされている.対象者が気持ち良いと感じる程度の圧迫を行ったことでリラクセーション効果が得られた結果,疼痛関連領
域の活動が抑制され,VASが改善したと考える.これにより,手関節運動時の防御反応が減弱し,運動時に筋収縮が得られやすくなったことでROM拡大に繋がったと推察される.