フルタ ツネト   Tsuneto FURUTA
  古田 常人
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻教員
   職種   教授
発表年月日 2014/05
発表テーマ 利き手交換訓練による習熟(運動学習課題)における脳活動,及び動作の解析 ~動作解析装置,脳波マッピングプログラムを利用した検証~
会議名 文京学院大学共同研究発表会
学会区分 研究会・シンポジウム等
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 古田常人, 宮寺亮輔, 川端佐代子, 黒澤也生子
概要 書字における利き手交換訓練の効果を継時的に検証した。結果、1)訓練課題(色塗り)の反復練習により、書写時の上肢は近位関節(肩・肘・手関節)より遠位関節(手指関節)を使用頻度が増加することが観察できた。2)書写時の上肢運動に伴い、書きやすい位置への体幹の段階的な移動を確認できたことから、今後利き手交換訓練の評価に体幹の協調要素の評価も注目点する必要がある。3) 1日目では、書写時に前頭葉、右側頭葉、後頭葉のβ2波が増加していた。終了後は脳全体のα波の増加と前頭葉・後頭葉のβ波の減少を認めた。4) 37日目では、書写時に頭頂葉から後頭葉にかけてややβ波の増加とα波の減少を認めるが、終了後の変化は認めなかった。5) 1日目、37日目ともに書字前後の安静時において、脳波の活動の変化は少なかった。