ハネダ ヨシヒロ   Yoshihiro HANEDA
  羽田 圭宏
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員
   職種   准教授
発表年月日 2010/12
発表テーマ 筋音図による電気刺激中の筋活動評価
会議名 第17回日本FES研究会学術講演会
学会区分 全国学会
単独共同区分 共同
開催地名 久留米大学医学部
発表者・共同発表者 共同発表者:長池亮太,高野吉朗,羽田圭宏,田川善彦,志波直人
概要 電気刺激による筋収縮は随意運動ではないため,意図しない過大な負荷や,電気刺激を使用し続けることによる筋疲労,これらの延長上として筋組織の損傷が起こる可能性が考えられる.本研究は,電気刺激の影響を受けずに筋活動を評価できる筋音と筋疲労の関係に着目し,随意収縮と電気刺激による筋収縮を組み合わせた筋力トレーニング,Hybrid訓練時の過大な負荷や筋疲労の検出を行った.等尺性収縮では低負荷では筋音図振幅が増加し,高負荷では筋音図振幅が減少するという結果が得られ,先行研究と一致する結果となった.またHYB 法では,低刺激電圧下では筋音図振幅が増加し,高刺激電圧下では筋音図振幅は減少した.この結果も先行研究と類似する.しかし,下肢を対象とした筋疲労計測結果では,ウェイトマシンによる筋疲労の検出はできたが,HYB 法(電気刺激)時の筋疲労は検出されなかった.したがって,筋音図によるHYB法時の筋活動の評価が可能であることが示唆されたが,いまだ計測方法,計測機器に改良の余地があることが考えられる.なお本研究は,科学技術振興機構 支援事業( AS2111063F ),科学研究(B20360118,C20500469)の一部として行われた.