ハネダ ヨシヒロ   Yoshihiro HANEDA
  羽田 圭宏
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員
   職種   准教授
発表年月日 2009/05
発表テーマ 高齢者における骨格筋量と筋力の関連性について
会議名 第44回日本理学療法学術大会
学会区分 全国学会
単独共同区分 共同
開催地名 東京国際フォーラム)
発表者・共同発表者 共同発表者:羽田圭宏,高野吉朗,久保高明,志波直人
概要 生体電気インピーダンス法を用いて、トレーニング前後の下肢筋力と体組成(骨格筋)の関連性の分析を行い、体組成計の臨床における有用性の検討を行った。健常高齢者10名を対象として、運動介入前後に左右の膝屈筋の最大筋力と体組成(骨格筋)を計測後、高齢者筋力トレーニングマシン(OG社)を用いてトレーニングを行った。なお、負荷量は30-40%MVCを目安とした。運動条件は、休止時間60秒、1セット8回を10セット、合計時間19分の設定で週2回12週間膝屈伸筋トレーニングを行った。【結果】運動介入前後で膝伸筋の筋力は、95.3±41.62Nmから137±53.28Nm(P<0.01)と有意な増加を認めたが、膝屈筋の筋力は44.31±19.21Nmから48.27±19.96Nm(P<0.167)と増加していたが有意差は認められなかった。一方、骨格筋量に関しては、有意な差を認めなかった(P<0.633)。また、左右の膝屈伸の筋力と骨格筋量においては、それぞれ有意な相関は認められなかった。結果、運動介入前後の膝伸筋に有意な差を認めたが、骨格筋量に関しては有意な差は認められなかった。骨格筋量と筋力との相関が認められなかったことでその有用性に関して更なる検証が必要になることが考えられた。