ハネダ ヨシヒロ   Yoshihiro HANEDA
  羽田 圭宏
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員
   職種   准教授
発表年月日 2014/05
発表テーマ 体幹後屈時痛の有無と股関節・体幹可動性について‐角度測定ソフトMMPを用いて
会議名 第49回日本理学療法学術大会
学会区分 全国学会
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 共著者:佐々木磨美,中川貴寛,羽田圭宏,亀山顕太郎,岩永 竜也
概要 本研究の目的は体幹後屈時痛の有無に対して、体幹後屈時の骨盤の動き(傾斜と前方移動)と股関節および体幹伸展可動域の関係について調査し、後屈時腰痛の一因を検討することである。対象は、体幹後屈時痛を有する者10名(以下腰痛群)、体幹後屈時痛を有さない同年齢の者13名(以下非腰痛群)とした。最大体幹後屈時の後屈角・伸展角、骨盤傾斜角度、他動的体幹伸展角度、股関節伸展角度、踵殿距離を測定項目した。【結果】腰痛の有無とやや強い相関を示した項目は、他動体幹伸展角度(r=0.50)骨盤後傾角度(r=0.46)、右股関節伸展角度(r=0.44)であった。後屈角、伸展角、踵殿距離に相関は見られなかった。後屈時の腰痛の有無に影響する変数として、他動体幹伸展角度のオッズ比は0.720(95%信頼区間0.780- 1.090)、骨盤後傾角度オッズ比は0.922(95%信頼区間0.501- 1.035)、右股関節伸展角度オッズ比は0.863(95%信頼区間0.704- 1.057)であった。【結語】体幹後屈時痛に対して、体幹後屈時の他動体幹伸展角度、骨盤後傾角度、股関節伸展角度を評価することは、理学療法を行う上で有用であることが示唆された。