ハネダ ヨシヒロ   Yoshihiro HANEDA
  羽田 圭宏
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員
   職種   准教授
発表年月日 2012/08
発表テーマ 動作測定プログラムMMPに関する信頼性の検証
会議名 第25回 教育研究大会
学会区分 全国学会
単独共同区分 共同
開催地名 福岡国際医療福祉学院
発表者・共同発表者 共著者:羽田圭宏,松本譲,高野吉朗
概要 学生教育の中で動作分析を学ぶ一つの手段として使用でき,さらに測定作業が容易な動作測定プログラムMMPの作成を行った.本研究の目的は,作成したプログラムの信頼性を求め,その有用性について検討した。15名にMMPを使用して角度測定を行った。各検者には無作為に選んだ5枚の体幹前傾角度画像を3回ずつ測定させた.解析方法は,一般化可能性理論を用いて,各測定者が測定した角度の測定値の分散から級内相関係数(以下ICC)を求め,検者内信頼性ICC(1,1)と繰り返し回数毎の検者間信頼性ICC(2,1)を検証した.その後,推定された測定の分散から一般化可能性係数(以下G係数)を算出し,測定に必要な検査者数と適切な測定回数を検討した.5枚の画像の標準誤差は0‐1.33度の範囲内にあり,ICC(1,1)は0.99,ICC(2,1)は0.984であった. 15人の検者で、3回測定した際のG係数は,1.00であった。今回、信頼性が確認されたことは有益な結果であるが、ビデオカメラを使用した動作解析は簡単に行えるといった利点がある反面その適用と限界をきちんと理解し,その補助的なツールとしてMMPを使用することで動作に対する理解度の改善と更なる学習効果を高めると考える.