ハネダ ヨシヒロ   Yoshihiro HANEDA
  羽田 圭宏
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員
   職種   准教授
発表年月日 2011/05
発表テーマ 足関節底背屈筋に対するハイブリッドトレーニングシステムの効果
会議名 第46回日本理学療法学術大会
学会区分 全国学会
単独共同区分 共同
開催地名 シーガイアコンベンションセンター
発表者・共同発表者 共著者:高野吉朗,羽田圭宏,松瀬博夫,志波直人,田川善彦
概要 我々は電気刺激による筋力増強法ハイブリッドトレーニングシステム(以下,HTS)を考案した.HTSは拮抗筋を電気刺激し,その筋収縮を主動筋の抵抗とする方法である.主動筋は求心性運動を行い,電気刺激を受けている拮抗筋も求心性収縮になるが,主動筋の運動により引き伸ばされ遠心性収縮となり同時収縮が可能である.過去の研究において,手・肘・膝関節に試み,筋力増強や筋肥大の結果を得た.本研究の目的はHTSの足関節底背屈筋への適応の可能性を明らかにする事である.対象者は健常男子大学生18名で,HS群9名(平均年齢19.6±0.84歳)と,コントロール群として従来の電気刺激群(以下,ES群)9名(19.3±0.67歳)を無作為に分けた.運動期間は週3回6週間行った.筋力は,HTS群で底背屈に改善が認められたが,ES群では底屈には改善は認められなかった.前脛骨筋横断面積は,両群共に改善が認められた.底屈筋横断面積は,HTS群のひらめ筋横断面積で改善が認められたが,他は改善が認められなかった.HTS群がES群よりも改善項目が多くHTSの有効性が明らかになった.