ウチダ マナブ   Manabu UCHIDA
  内田 学
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員
   職種   准教授
発表年月日 2015/07
発表テーマ 虚血性心疾患者の身体柔軟変化が肺機能に与える影響 虚血性心疾患者の身体柔軟変化が肺機能に与える影響 -年齢階 層別に見たストレッチの効果 -.
会議名 第 23 回日本心臓リハビリテーション学会
学会区分 全国学会
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 発表者:林大二郎.田辺奈保美.内田学
概要 心臓リハビリテーション(心リハ)プログラムにおいて、ストレッチは推奨されているが、はっきりとした効果は報告されていない。近年、年齢が高い者ほど柔軟性は低下し動脈硬化の進行が早いことも報告されている。本研究では柔軟性との関連を年齢層別に分析し、その特徴と各パラメーターとの関連を調査した。
対象は、当院外来心リハ患者115名(男性75・女性45名)。平均年齢71.3歳±9.62歳であった。対象を69歳以下、79歳以下、80歳以上の3群に分け、各々の変化に対してT検定にて解析し、その後、各年齢層ごとの変化値に対して相関分析を行った。
全体的にFFD、ATVO2は改善した(P<0.01)。69歳以下群でFFDとPeakVO2に有意な相関(P<0.05)、79歳以下群ではFFDとEFに有意な相関(P<0.05)を認めた。80歳以上群では全ての項目において有意な相関を認めなかった。
今回の結果は、プログラムとして柔軟性の改善は得られるが、高齢であれば、末梢効果を得にくく、血管や心機能との関連が少ない傾向であったと推察される。今後年齢に合ったプログラムを検討し、その効果を検証して行く必要がある。