ウチダ マナブ   Manabu UCHIDA
  内田 学
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員
   職種   准教授
発表年月日 2014/08
発表テーマ AMIとAP患者における身体機能改善因子の検討
会議名 第20回日本心臓リハビリテーション学会学術大会
学会区分 全国学会
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 発表者:林大二郎.内田学
概要 本研究は、AMIとAPに対して同一の心臓リハビリテーションを実施し、その効果から身体機能の改善に特異性があるかどうかを把握することを目的とする。対象患者は心疾患患者20名(AMI11名、62.6±10.67歳、AP9名、72±5.59歳)であった。疾患でAMI群とAP群の2群に分け、退院後1カ月以内とその後5-6カ月後の体力測定やCPX、生化学データ各々2回のデータを群内で比較し、さらに各結果の変化値を群間にて比較した。
群内比較では、両群で5回反復立ち上がりテスト(STS)、AT-watt に有意な改善を認めた。それ以外にAMI群では下肢筋力体重比、AP群では片脚立位、BUNに有意な差が認められた。両群における変化値の比較ではAP群で片脚立位において有意な改善を認めた。
結果から両疾患で共通に改善がみられたのはAT-watt、STSであった。しかし、それ以外にも、AMIでは下肢筋力、AP群ではBUNに差が認められ、身体機能以外の改善因子が運動耐用能に影響を与える可能性が示唆された。疾患の改善に対する特異性について今後も検討する必要が考えられた。