ウチダ マナブ   Manabu UCHIDA
  内田 学
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻教員
   職種   准教授
発表年月日 2008/12
発表テーマ 枕を用いた体位交換によって生じる換気の影響 -RR間隔を用いた心拍変動周波数解析-
会議名 理学療法科学学会
学会区分 全国学会
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 発表者:内田学、加藤宗徳
概要 要旨:枕を胸郭後面に固定した半側臥位姿勢により生じる換気の制限について、自律神経における変動状態を明確にする事を目的とした。健常成人を対象とし、呼吸機能と同時に心電図モニターを用いて5分間の心拍電位変化をPowerLabを介したLabChartに記録し、測定終了後にLF、HF、LF/HFを算出した。半側臥位姿勢ではHF成分が増加し、交感神経優位の状況となる結果であった。LF、LF/HFに関してはNSであった。呼吸機能から考えると半側臥位姿勢では呼吸数が増加している事から、TVの減少に対する分時換気量のフォローとして起こる生体反応の呼吸数増加と合致した。安静を保証しなければならない半側臥位姿勢であるからこそ、交感神経系の興奮を促進する事は望ましくなく、姿勢保持のための別法の設定が必要であると考えられた。