フルタ ツネト   Tsuneto FURUTA
  古田 常人
   所属   東京医療学院大学  保健医療学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻教員
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2019/03
形態種別 研究論文(大学、研究機関紀要)
査読 査読あり
標題 認知症高齢者の「社会的生活障害」に関する現状と支援
執筆形態 共著
掲載誌名 群馬医療福祉大学紀要第7号
掲載区分国内
出版社・発行元 群馬医療福祉大学
担当区分 筆頭著者
著者・共著者 古田常人 , 倉元貴志 , 平井由布子 , 稲橋秀樹 , 吉田朋子, 小林祐子, 池田桃子
概要 「社会的生活障害」の13の下位項目それぞれに対しての支援・対応方法などの経験に関する調査を行い,30名の協力を得て,86事例を分析対象として研究を進めた。その結果,商店などでの万引き(4例),財産管理の問題(通帳/遺言など)(3例),火災の危険(ガスの消し忘れなど)(4例),家族への暴力(3例),妄想などでの近隣トラブル (3例)。このことは,作業療法士の「社会的生活障害」に対する経験の乏しさがうかがえた。一方,施設スタッフなどへの暴力(14例)に関して,事例数も多く,原因の分析に基づく本人への働きかけができていたと考える。また,行方不明になった(15例), 自動車運転のトラブル(事故,逆走など)(9例)と比較的多く事例があげられていた項目でもサービスの導入や地域資源の利用などのマネージメントが支援の中心であり,本人への働きかけは少なかった。