カシマ マサル
kashima masaru
加島 勝 所属 文学部 歴史学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 釣針形刻線から見た武寧王陵出土承台付有蓋鋺の製作地・製作年代について |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 青山学院大学比較芸術学会 |
巻・号・頁 | (5),54-60頁 |
総ページ数 | 7 |
概要 | 百済第25代の王であった武寧王(462年生‐523年没。在位502年~523年)の陵墓(武寧王陵)からは中国南朝から輸入された銅鏡や陶磁器などをはじめ約3千点近い多種多彩な遺物が発見されている。承台付有蓋鋺はその一つで、承台と銀鋺それぞれの器面に蓮華、山岳、水禽、竜、パルメット唐草などの文様が線彫りで表されている。これらの文様には部分的に先端を釣針のように曲げた刻線が多数認められ、本品の加飾上の大きな特色となっている。本稿はこの釣針形刻線に着目し、中国国内で発見された類例との比較から、本品が南朝作とは断言できないものの、当時の中国国内で製作され、百済の地にもたらされたものであることを論じた。 |