カシマ マサル
kashima masaru
加島 勝 所属 文学部 歴史学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1991/06 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 山形・昌林寺の十一面観音懸仏について―木製御正体の製作背景― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『MUSEUM』483号、東京国立博物館 |
巻・号・頁 | (483) |
概要 | 山形・昌林寺に伝来した標記作品を詳細に調査した結果、背面に記された墨書銘の判読に誤りがあること、本作が奈良博物館保管の聖観音懸仏に、現在は所在不明の阿弥陀如来懸仏をくわえた白山三所権現の本地仏を表わした一具の御正体であった可能性が高いことを論じた。また懸仏は本来銅製のものが本来の姿であるが、本作のような木製懸仏はそれに模倣したものと考えられ、その背景には鏡と尊像に両方に対する深い信仰があったことがうかがえることについて言及した。
B5 総12ページ |