タカハシ フミコ   FUMIKO TAKAHASHI
  髙橋 文子
   所属   東京未来大学  こども心理学部 こども心理学科こども保育・教育専攻
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2023/03
形態種別 速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 芸術知概念に基づく感性的表象の分析指標モデルの構築とその検討 
-木を描こう/ヒーロー孔雀明王/リベット工作の教材実践からー
執筆形態 単著
掲載誌名 美術科教育学会誌「美術教育学」
掲載区分国内
巻・号・頁 (44),181-192頁
総ページ数 12
著者・共著者 髙橋 文子
概要 本稿における「芸術知」概念は, 芸術に関する形象と感性の統合された美術の方法論的認識である。その概念に基づく重層的な感性的表象を3側面(内容的/形式的/形成的)の上昇から捉える分析指標モデルを構想し,3つの教材にて検証を行った。3側面の分析から「木を描こう」では形式的,形成的側面の伸長が強く示され,「ヒーロー○〇明王」では形式的側面(墨の濃淡と筆致)と内容的側面(テーマ性)が感性的表象の質的上昇を促進した。「リベット工作」では仕組みを生かす流れを再考することが導かれ、その教材の特性と共に指導のポイントも明確になった。抽出された美的な表象を支える要素は、適切な教材観を導くことから分析指標モデルの有効性が実証された。