研究業績
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キウチノブヨシ
Nobuyoshi Kiuchi
木内 伸嘉 所属 神学部 総合神学科 職種 特別教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/12 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 安息日規定における qadesh の意味とその諸相– 創世記 1–3 章とのかかわりにおいて– |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | Exegetica |
出版社・発行元 | 聖書釈義研究会 |
巻・号・頁 | (24),1-36頁 |
著者・共著者 | 木内伸嘉 |
概要 | 本研究は、「安息日」を定める十戒の第四戒に登場する qaddesh という語の意味と、それが示唆するさまざまな側面を明かにすることを目的とする。方法論的には、聖書のテキストの順序で関連聖句を読むことが有益であることが論じられる。創世記2章3節の qaddesh は、罪がない状態での言及であり、この語が6日間の創造に対する representative な側面をもつことが指摘される。次に、シナイの神顕現の中で与えられた第四戒は、堕落の出来事(創世記3章)とマナの出来事(出エジプト 16 章)とのかかわりで読まれなくてはならないことが論じられる。儀式(体を洗う、女に近づかないなど)の象徴的な意味を考慮に入れるとき、罪の下での人間を前提とする第四戒は、単に、6日間の労働を止め、休むだけでなく、たましいの救いを指し示す規定と捉えることができる。 |
ISSN | 0918-1458 |