キウチノブヨシ   Nobuyoshi Kiuchi
  木内 伸嘉
   所属   神学部 総合神学科
   職種   特別教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2005/03
形態種別 研究論文(大学,研究機関等紀要)
査読 査読あり
招待論文 招待あり
標題 Propitiation in the Sacrificial Ritual
執筆形態 単著
掲載誌名 キリストと世界
巻・号・頁 (15),35-60頁
著者・共著者 木内伸嘉
概要 本論考は、しばしば「贖(あがな)う」「to make atonement」と訳されるヘブライ語の kipper のより正確な訳を確定することを目的とする。いけにえがそれを献げる者の代わりとなる点がその意味の核となるが、しばしば儀式の最終目的である「宥(なだ)めの香り」がこの語の意味に含まれるかどうかがこれまでの議論には欠けていた。レビ記1、3、4章を用いた議論の結論は、kipper には「宥め」という意味要素が確かに含まれ、‛to sacrifice oneself[itself] for propitiation(宥めのために自らを犠牲とする)'と訳しうる、というものである。