キウチノブヨシ   Nobuyoshi Kiuchi
  木内 伸嘉
   所属   神学部 総合神学科
   職種   特別教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1997/12
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 エレミア書7章21節における「いけにえ拒否」
執筆形態 単著
掲載誌名 エクセゲティカ
巻・号・頁 (8),77-82頁
著者・共著者 木内伸嘉
概要 エレミヤ書7章21節のいわゆる「いけにえ拒否」は難解な箇所であるが、本論は、最近提案された J.Milgrom の説、すなわち、全焼のいけにえと和解のいけにえは個人的かつ自発的な性格をもつものであり、「命じられた」ことはなかった、という立場を取り上げる。Milgrom の言うことは正しいが、それがこの箇所の問題とすることではない。というのも、全焼のいけにえを「食べる」ということ自体、律法授与者である神にとっては想定外のことである。むしろ、ここでの神のことばは怒りの中から語られた皮肉として受けとめるべきである。