キウチノブヨシ   Nobuyoshi Kiuchi
  木内 伸嘉
   所属   神学部 総合神学科
   職種   特別教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1990/12
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 詩篇55篇における『災いの祈願』
執筆形態 単著
掲載誌名 EXEGETICA
出版社・発行元 旧約釈義研究会
巻・号・頁 (1),7-20頁
著者・共著者 木内伸嘉
概要 詩篇55篇16節の「災いの祈願」は、詩篇の中の「呪い」と見られ神学的、倫理的な問題を投げかけてきた。本論考は、この箇所の文脈を踏まえたうえでの釈義に立つとき、詩人が私情に流されて語ったことばではないことを強調し、「呪い」という表現も不適切であることを論じている。特に、詩人自らが迫害下にあり、神の前でその不当性と敵の悪を冷静、客観的に述べていることから、むしろ神の怒りを怒る詩人の姿が認められるべきであると論じている。