イワヤ サトシ   IWAYA Satoshi
  岩谷 智
   所属   千里金蘭大学  教育学部 教育学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1996/10
形態種別 事典・辞書
標題 【事典】
-11 プブリリウス・シュルス
執筆形態 分担執筆
掲載区分国内
出版社・発行元 集英社
概要 ローマ共和政期のミモス劇作家。おそらくアンティオキアから奴隷としてローマへ来て,のち解放される。前46年のカエサルの演劇祭において,当時人気のデキムス・ラベリウスとの競演に勝利した。ミモス劇が流行した理由は,仮面を用いず,その結果役者の表情がより観客にストレートに伝わったこと,女性の役者が登場したこと,プロットが単純で題材が市井に求められたこと,などが挙げられよう。彼のミモス劇は断片が3つ現存するのみであり,ペトロニウスの『サテュリコン』(後55)に彼のものとして引用される断片は真作ではない。