ゴイ マコト   Goi Makoto
  五井 信
   所属   二松学舎大学  文学部 国文学科
   二松学舎大学大学院  文学研究科 国文学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1992/03
形態種別 研究論文 
標題 『生』の語りの分析-<人称>をめぐって-
執筆形態 単著
掲載誌名 花袋研究学会々誌
掲載区分国内
出版社・発行元 花袋研究学会
巻・号・頁 (第10号),21-29頁
概要 「語り」分析を、実際の小説テクストである花袋『生』(明治41年)に応用した論。『生』は<三人称>の小説テクストであるが、その前半は回想を中心とした<一人称>のメタ物語が多くを占めている。その意味では「1」で指摘したような、当時の短編テクストと似た構造を有している。しかしそれが作中人物の増加にともなって、後半では<焦点化>の移動など、本来の意味での<三人称>的語りに変貌する様を考察した。