タナカ マサキ   Tanaka Masaki
  田中 正樹
   所属   二松学舎大学  文学部 中国文学科
   二松学舎大学大学院  文学研究科 中国学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2015/03
形態種別 研究論文 
標題 三島中洲「泰卦講義」について
執筆形態 単著
掲載誌名 『陽明学』
掲載区分国内
出版社・発行元 二松学舎大学東アジア学術総合研究所陽明学研究室
巻・号・頁 (第25号),49-68頁
概要 『中洲文稿』第二集に三島中洲が初めて行った明治天皇に対する御進講の記録「泰卦講義」が収録されている。この講義は二松学舎大学に残される『周易私録』に基づくと考えられるが、この『私録』を見ると、中洲の易解釈には程頤の『程氏易傳』だけでなく、歴史的事件との関連性で説く部分には南宋・楊萬里の『誠齋易傳』の影響があり、また全体的に明代の易学(何楷、來知德)が参照されていることが分かり、幕末明治期の経学の実態を明かす上で重要であることを論じた。