タナカ マサキ   Tanaka Masaki
  田中 正樹
   所属   二松学舎大学  文学部 中国文学科
   二松学舎大学大学院  文学研究科 中国学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2001/03
形態種別 研究論文 
標題 蘇氏蜀学考
―出版から見た蘇学の流行について―
執筆形態 単著
掲載誌名 『宋代人の認識―相互性と日常空間―』
掲載区分国内
出版社・発行元 汲古書院
巻・号・頁 227-257頁
概要 蘇軾の詩文集の編纂・出版は彼の生前から既に行われ、多種多様な善本・粗悪本が流通していた。それに伴い、蘇軾の詩そのものを評論する詩話や注疏学のテクストクリティークを思わせる手法を用いた詩話が現れる。同時に蘇軾詩文に対する注釈作成の試みという形をとり(注疏の俗化)、蘇軾は杜甫と並んで他の詩人とは一線を画する存在となった。このような出版メディアの発達が生み出した現象は科挙・古文復興とも連動している。