モリノ タカキ   Morino Takaki
  森野 崇
   所属   二松学舎大学  文学部 国文学科
   二松学舎大学大学院  文学研究科 国文学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2024/03
形態種別 研究論文 
標題 『日本文徳天皇実録』『日本三代実録』に見られる係助詞「なも」の考察
執筆形態 単著
掲載誌名 二松学舎大学論集
掲載区分国内
巻・号・頁 (67),1-15頁
総ページ数 15
概要 奈良時代の係助詞「なも」について、いわつる五国史の後半の二つの書である『日本文徳天皇実録』『日本三代実録』の宣命を資料として、先行する三つの史書の宣命や平安時代の和文資料に見られる「なも」「なむ」との比較を交えつつ、分析を試みた。その前接語や結びの述語の特徴や、「なも」が原因や理由を述べる際に用いられ、「是以」「故是以」等で始まる帰結の文が続くといった傾向は、これらの資料においても確認できた。また、前接語に副詞・数量詞が見られたり、結びの助動詞の種類の増加が見られたりと、徐々にその使用が広がりつつあると捉えうる現象も見出せた。