コクボ キンヤ   Kokubo Kinya
  小久保 欣哉
   所属   二松学舎大学  国際政治経済学部 国際経営学科
   二松学舎大学大学院  国際政治経済学研究科 国際政治経済学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2019/10
形態種別 研究論文 
標題 わが国におけるCEOのキャリア実態調査
─TOPIX500社におけるCEOのキャリアカーブと企業パフォーマンスとの関係性を中心に─
執筆形態 共著
掲載誌名 JRIレビュー
掲載区分国内
出版社・発行元 日本総合研究所
巻・号・頁 10(71),1-11頁
総ページ数 11
著者・共著者 綾高徳・小久保欣哉
概要 第1に、わが国における平均的なCEOは大学卒(院卒含む)で入社したのち、50.4歳(勤続23.8年目)で取締役に就任し、55.7歳(勤続29.1年目)でCEOに就任している。社員としての期間(雇用契約期間)が非常に長い一方で、取締役の期間(委任契約期間)が非常に短く、新卒一括採用と終身雇用というわが国の雇用慣行が、CEOのキャリアに色濃く反映されている。
第2に、CEOに就任するまでにグループ会社等でCEOを経験した者は全体の3割であった。なお、それらの者が初めてグループ会社やその他の企業でCEOに就任した年齢は平均49.9歳であった。
第3に、CEOのキャリアと企業パフォーマンスの関係については、CEO就任年齢が若いほど、また入社後早期にCEOに就任するほど、株式時価総額に正の効果をもたらすことを示唆した。