(最終更新日:2023-10-29 06:15:31)
  マツモト コウジ   MATSUMOTO Koji
  松本 浩司
   所属   経済学部
   職種   准教授
個人情報
■ 現在の専門分野
教育学, 教育学 (キーワード:人文社会系、社会科学、教授・学習開発学) 
■ 学歴
1. 2009/02
(学位取得)
名古屋大学 博士 教育博第113号
2. ~2008/03 名古屋大学大学院 教育発達科学研究科 教育科学専攻 博士後期課程単位取得満期退学
3. ~2005/03 名古屋大学大学院 教育発達科学研究科 教育科学専攻 博士前期課程修了 修士
■ 職歴
1. 2015/04 放送大学 非常勤講師
2. 2015/04~ 名古屋学院大学 経済学部経済学科 准教授
3. 2014/04 愛知教育大学 非常勤講師
4. 2014/04 名古屋学院大学 経済学部総合政策学科 准教授
5. 2012/04 名古屋学院大学 経済学部総合政策学科(学科名称変更による) 講師
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■ プロフィール
★「高校生のための大学選びアドバイス~充実した大学生活を送るためにやっておくべき4つのこと~」を制作しました!
 2018/12 Version2.0を公開しました。内容を改訂し、高校の先生方や保護者の方への解説をつけました。
 参照:http://www3.ngu.ac.jp/~koji-m/shinro.pdf

私の専門は「教授・学習開発学」です。
教授・学習に関する研究は、認知科学・脳科学をはじめとして、教育学の枠を超えて進展しています。
それらの科学的知見を学際的に総合し、よりよい教授・学習方法を開発することが、教授・学習開発学の目的です。

具体的な問題関心は、以下の4点です。

第1に、創造的で多様であるとともに、他者やモノとともに行われるというひとの学びの性質をふまえて、
「文脈的教授・学習(contextual teaching and learning)」(文脈学習 contextual learningとも)を探究したり、
「パフォーマンスとしてのアクティブラーニング」(≒身をもって学ぶこと)を提唱したりして、
それらを実現する教授・学習方法の開発に取り組んでいます。

第2に、芸術的アプローチによる科学の学びです。
近年教育分野でも注目されている、パフォーマンスやワークショップは、
もともとは芸術の世界での取り組み・言葉でした。
芸術と科学とは、採用する方法論には違いがありますが、
何らかの真理を探究するという点では共通しています。
したがって、ひとが世界を理解しようとする(=学ぶ)とき、
芸術的なアプローチを使うことは有益であり、その具体的方法を探究しています。

第3に、教授・学習開発学は、
よりよい教授・学習法をより多くの教師が利用できるようにするために、
教師がもっている実践的な知識を体系化し、開発する方法を探究します。
その一環で、専門職としての教師の資質に対する新しい見方を反映した、
教師の実践に関する先行研究を総括する枠組みとして、
「ティーチングマインド」を提唱し、それを有する教師の育成について研究しています。

第4に、教授や学習に対する教師や学習者の「常識」は誤りが多く、
教師や学習者が、教授・学習に関する科学的知見を知ることは有意義です。
科学的知見に基づいた効果的な学習・訓練法(そして、それは教授にも役立つ)を普及させることも、研究課題のひとつです。
■ メールアドレス
  kyoin_mail
各種実績
■ 著書・論文歴
1. 2023/06 論文  医療者教育における芸術の活用―新しい教授方法としての意義 医学教育 54(3),235-243頁 (単著) Link
2. 2023/04/01 論文  学校を教師の学びの場とするために――教師の学びなくして児童生徒の学びはない 図書新聞 (3585),5-5頁 (単著) Link
3. 2023/01 論文  Appreciating visual arts may not foster medical diagnosis skills [version 1; peer review: awaiting peer review]. F1000Research 12,pp.79 (単著) Link
4. 2022/06 論文  CBAAモデルにおける実証および理論上の論点 認知科学 29(2),270-273頁 (単著) Link
5. 2022/03 論文  芸術統合型学習の今日的役割―学校教育改革と芸術をめぐる社会的変化 日本美術教育研究論集 (55),1-12頁 (単著) Link
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■ 学会発表
1. 2021/10/17 芸術統合型学習の今日的役割-学校教育改革と芸術をめぐる社会的変化(第55回日本美術教育研究発表会)
2. 2017/03 学生のノートテイキングから授業のあり方を考える―学生へのインタビュー調査をふまえて―(第23回大学教育研究フォーラム参加者企画セッション)
3. 2015/07 本学学生のノートテイキングの実態をふまえたその指導方法と授業改善の提案―文系学部学生へのインタビュー調査に基づいて(2015年度第2回名古屋学院大学経済研究会)
4. 2015/03 教育創造の草の根ネットワーク「教育サロン」活動(大学教育改革フォーラムin東海2015オーラルセッション)
5. 2014/05 質文化形成アプローチからみた各大学の教育づくりの取組(大学教育学会第36回大会ラウンドテーブル)
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■ 講師・講演
1. 2018/11 ノートを武器に、知識の冒険に旅立とう―研究虎の巻―
2. 2014/06 「学びの背景」や「ひとの学びの性質」から、学生の「学び」の様子を探索する
3. 2012/06 高等学校におけるキャリア教育のさらなる展開に向けて―教授・学習開発論の視点から教科教育での取り組みを中心に
4. 2012/01 高等学校におけるキャリア教育のさらなる展開に向けて―教授・学習開発論の視点から教科教育での取り組みを中心に
5. 2011/06 キャリア・カウンセリングのケース・スタディ
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■ 研究課題・受託研究・科研費
1. 2020/04~  「芸術統合型学習を通じた美術教育の再定義~横断的実践調査及び質問紙法による学力分析」 基盤研究(B) 
2. 2014/05~2015/03  「現代における被服教育のあり方に関する研究」 個人研究 
3. 2013/04~2015/03  「NGU教授・学習開発研究会」 機関内共同研究 
4. 2011/05~2012/03  「アクション・リサーチによる大学の授業における「文脈的教授・学習」の実践開発的研究」 個人研究 
学外活動
■ 所属学会
1. 2012/04~ 日本教育心理学会
2. 2016/03~ 日本認知科学会
3. 2016/04~ 人工知能学会
4. 2021/06~ 日本美術教育連合
5. 2022/12~ 日本医学教育学会