アカソ ナオユキ   AKASO NAOYUKI
  赤楚 治之
   所属   外国語学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2019/02
形態種別 研究論文(学術雑誌)
標題 日本語の数量詞遊離構文ー判断の揺れはなぜ起きるのかー
執筆形態 単著
掲載誌名 『ことばとの対話』
掲載区分国内
出版社・発行元 同志社ことばの会記念論文集刊行会
巻・号・頁 69-78頁
概要 本稿では、黒田・Haigの一般化の説明を試みたMiyagawa(1989)に対して出された反例から、コアデータの揺れが起きる要因を探り、Miyagawaの反例は、右端部が関与することで、提示文となっていることを明らかにした。提示文ではガ格主語が中立叙述としての解釈となることと、総記解釈のガ格主語とは異なり命題領域に留まることから、ガ格主語と数量詞が同じ命題領域になければならないという、broad localityに基づいた新しい認可条件制約を提案した。その上で、コアデータの揺れはガ格主語の解釈の揺れに起因することを論じた。