ソガ ヨシナリ   SOGA YOSHINARI
  曽我 良成
   所属   国際文化学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2002/03
形態種別 研究論文(学術雑誌)
標題 平安貴族の時代意識
執筆形態 単著
掲載誌名 名学大論集 言語・文化篇
掲載区分国内
巻・号・頁 13-2.,108-118頁
概要 石田一良氏は『愚管抄』を素材として、平安末期の貴族が「上古」・「中古」・「近代」という時代区分観を持っていたとされているが、『愚管抄』の筆者慈円の兄九条兼実の日記『玉葉』を検討してみると、それ以外に「近古」という時代区分があることがわかった。兼実は、11世紀中葉の時期までを「上古」、11世紀後半頃を「中古」、12世紀始めから半ば頃までを「近古」、12世紀中葉以降を「近代」と認識していたことを指摘した。この他、『小右記』・『中右記』の時代区分観についても論究した。