ムラカミ トシキ   MURAKAMI TOSHIKI
  村上 寿来
   所属   現代社会学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2023/10/30
形態種別 研究論文(大学,研究機関等紀要)
標題 社会学的新自由主義の構想における共通性について-その思想的背景および政策構想の視点から
執筆形態 単著
掲載誌名 名古屋学院大学論集社会科学篇
掲載区分国内
巻・号・頁 60(1・2),159-180頁
総ページ数 32
概要 イツ新自由主義の代表的論者であるリュストウ、レプケ、ミュラー=アルマックは、「社会学的新自由主義」として一つのグループに位置づけられる。その共通の背景には、マス化現象をはじめとする「近代」への根本的な批判的態度、キリスト教的人間像を基盤にした人間像と本性からの共同体形成、原子論的社会観の拒絶、政策構想における秩序政策優位、総合社会政策の重要性等といった点が挙げられる。こうした特徴は新自由主義の主流派、とりわけ個人主義的新自由主義とは一線を画す社会学的新自由主義の特質となっており、新たな構想の基盤として重要な示唆を与えうる。