ナムラ ケンジ   NAMURA KENJI
  苗村 建慈
   所属   看護学部 看護学科
   職種   教授
発表年月日 2008/10
発表テーマ 薬物療法に抵抗を示した成人期アトピー性皮膚炎に対する鍼灸治療の1例
会議名 平成20年度 日本東洋医学会関西支部例会 大阪市.講演要旨集 p40.
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 江川雅人、方一如、苗村健治、廣正基、北小路博司、松本勅、矢野忠.
概要 共同発表
症例は37歳女性。3歳よりアトピー性皮膚炎(AD)を発症し、軽快していたが、1年前に再燃した。ステロイド外用薬を用いるも十分な効果はなく、明治国際医療大学附属鍼灸センタ−に来院した。掻痒感は人前でも掻破行動があり、掻痒感による夜間覚醒を認めた。IgE RIST値7474 IU/ml。東洋医学的に風熱証と弁証し、百会、太陽、曲池、合谷、天枢、気海、足三里、風池、腎兪を選穴し、置鍼術と温筒灸を行った。肩こりと腰痛も治療した。週1回で、1年間、計49回の鍼灸治療を行い、掻痒感は軽減し、顔面の紅斑は軽減し、後頚部の紅斑と苔癬化した皮疹、掻破痕は消失した。ADのQOLを示すDLQI、Skindex29で改善が示された。IgE RIST値も7474→5598に低下した。(研究結果の解析と考察の指導及び研究報告の指導を担当した。)