ハヤシ トモヤ   HAYASHI TOMOYA
  林 知也
   所属   保健医療学部 柔道整復学科
   職種   教授
発表年月日 2006/11
発表テーマ 運動負荷中の筋活動に対する弾性テープ貼布が及ぼす影響に関する筋電図学的研究
会議名 第15回日本柔道整復接骨医学会総会(京都)プログラム・抄録集
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 木村篤史,川村 茂,林 知也,松本和久,小田原良誠
概要 共同演者
弾性テープの貼布の有無が運動負荷時の筋運動に及ぼす影響について,筋電図を用いて測定・分析した。健康成人5名に対し,テープ貼布なしで足節の等尺性運動を連続50回行わせ(コントロール群),一定期間経過後に下腿後面にテープを貼布したままコントロール群と同じ運動を50回行わせた。運動には,等速運動機器を用い,常に最大随意収縮の60%となるよう,フォースを規定した。評価指標として得られた筋電図の積分値は,最大随意収縮の積分値に対する相対値(積分相対値)を用いた。運動負荷の6~10回を初期,26~30回を中期,46~50回を終期として分析を行った。結果として,コントロール群では積分相対値は,初期,中期,終期の順に,56.1~61.4%,49.7~59.4%,53.1~60.3%であり,テープ貼布群では,43.5~49.8%,44.8~50.6%,47.5~51.0%であった。いずれの期においても,テープ群の方がコントロール群に比し,積分相対値が低い傾向にあり,テープ貼布により,低い筋活動で高いフォースを発揮することができることが示唆された。
データ解析の一部を担当し,研究を指導した。
p. 121