ハヤシ トモヤ
HAYASHI TOMOYA
林 知也 所属 保健医療学部 柔道整復学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2001/11 |
発表テーマ | 血液透析前後での血漿還元能の変化と赤血球膜脂質の過酸化 |
会議名 | 第10回腎とエリスロポエチン研究会(東京) |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 副島昭典,松澤直輝,和久昌幸,軽部美穂,山田 明,長澤俊彦,林 知也,恵良聖一 |
概要 | 共同演者
維持血液透析における貧血の改善と血漿の還元能の関係を,赤血球膜の脂質過酸化物(TBARS)と血漿アルブミンの酸化・還元状態の視点から検討した。結果として,ADP-chelated FeCl3刺激による赤血球膜脂質の過酸化は,健常ヒトアルブミンの添加によって,容量依存性に抑制された。透析例では,アルブミンによるTBARS生成抑制効果は減弱していた。しかし透析直後に採取した血漿では,還元能は部分的に改善していた。また,透析後では還元型アルブミンが有意に増加していた。それらの結果より,血液透析によって血漿還元能は,一過性に改善することが示された。赤血球は膜の酸化を受けることで自らの寿命を短縮する一方,血漿の還元能を増加させることが示唆された。 HPLC測定を担当した。 |