ハヤシ トモヤ
HAYASHI TOMOYA
林 知也 所属 保健医療学部 柔道整復学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2001/10 |
発表テーマ | 二次元近赤外相関分光法による卵白アルブミンの酸変性過程の研究:水和状態と二次構造変化の同時観測 |
会議名 | 日本生物物理学会第39回年会(大阪)講演予稿集 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 村山幸市,根川常夫,林 知也,桑田一夫,惠良聖一,尾崎幸洋 |
概要 | 共同演者
二次元近赤外相関分光法により,酸性溶液中での卵白アルブミンの変性過程を調べた。4850-4200 cm-1領域では,pH 5.4からpH 3.6で同時相関スペクトルに著しい変化が見られ,pHの減少に伴う側鎖の微視的環境変化を示した。また4600 cm-1付近のアミド基によるバンドはpH 3.0からpH 2.4で,卵白アルブミンのアミド基の水素結合の強さが変化することを示した。一方,pH 2.6では自由水によるバンドと結合水によるバンドの自己相関ピーク強度が弱くなり,結合水のバンドとアミド基によるバンドの相互相関ピークが非常に強く現れた。これはpH 2.8からpH 2.6の範囲で水和状態が大きく変化していることを示している。 試料作成の一部を担当した。 p. S44 |