ハヤシ トモヤ
HAYASHI TOMOYA
林 知也 所属 保健医療学部 柔道整復学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2001/10 |
発表テーマ | ラット血清アルブミンの酸化・還元状態とSH基反応性の解析 |
会議名 | 日本生物物理学会第39回年会(大阪)講演予稿集 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 林 知也,須田和裕,今井 一,村山幸市,桑田一夫,惠良聖一 |
概要 | 演者 我々は,高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて血清保存時におけるラット血清アルブミン(RSA)のSH基反応性を調べた。その結果,採血直後のラット血清の4℃保存では,保存開始時73.7%であった還元型の値が,1時間後で69.0%,5時間後で58.3%と激減した。これに対し,ヒト血清アルブミン(HSA)では5時間でわずか1%の減少であった。このSH基における反応性の違いの原因を調べるために,スピンラベル剤によるSH基微環境の測定を行った。その結果,両者における回転運動の違いは認められなかった。従って両者におけるSH基の反応性の違いは,クレバス内での束縛性の違いに起因するのではなく,クレバスの深さやSH基近傍の構成アミノ酸の違いなどに起因することが示唆された。 HPLC及びEPR測定と解析を担当した。 p. S106 |