ハヤシ トモヤ   HAYASHI TOMOYA
  林 知也
   所属   保健医療学部 柔道整復学科
   職種   教授
発表年月日 2001/10
発表テーマ ラット血清アルブミンの酸化・還元状態と酸化ストレスとの関係
会議名 第48回中部日本生理学会(名古屋)予稿集
学会区分 地方学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 林 知也,須田和裕,今井 一,村山幸市,桑田一夫,根川常夫,富田美穂子,惠良聖一
概要 演者
今回我々は,ラット血清アルブミン(RSA)の酸化型と還元型の割合を簡便に測定できる方法を開発・改良し,次のことを検討した。①血清の保存時におけるSH基の反応性。②疲労困憊運動直後の還元型・酸化型アルブミンの割合。その結果,①ラット血清の4℃保存では,保存開始時73.7%であった還元型の値が,5時間後で58.3%と激減した。これに対しヒト血清では,5時間でわずか1%の減少であった。このことより,RSAとヒト血清アルブミンとではそれらのSH基における反応性の違いが示唆された。また,②疲労困憊運動後のRSAの還元型は,コントロール群の76.2±1.8%に比し,69.0±3.5%と有意に低下していた(n = 7, P<0.01)。このことは極度の酸化ストレスが負荷されると,還元型アルブミンは酸化型に変換されることを示している。
HPLC測定と解析を担当した。
p. 18