ハヤシ トモヤ   HAYASHI TOMOYA
  林 知也
   所属   保健医療学部 柔道整復学科
   職種   教授
発表年月日 2015/10
発表テーマ 運動前の低強度経皮的電気刺激が大腿四頭筋の最大随意収縮力に与える影響
会議名 第17回スポーツ整復療法学会大会(東京)スポーツ整復療法学 17(2)
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 河野将也,丸内将希,船越滉平,阪本茂樹,濱口夏花,林 知也
概要 共同演者
医療現場で物理療法に低頻度長時間の経皮的電気刺激(TENS)が最大随意収縮(MVC)に与える影響を検討した。健常成人11名を対象に,MVC前に1 HzでのTENSを10分,20分,30分の各刺激時間で大腿直筋に施行した。各刺激5分後にMVCを連続で3回行わせ,その時の筋力,筋電図を測定した。結果として,全ての刺激時間において1 HzのTENSでは,MVCでの筋力,筋電図に影響を及ぼさなかった。この結果は,1 HzのTENSはMVCでの筋力を上昇させる効果を示さなかったが,同時に,MVCでの筋力を低下させる効果も認められなかった。TENSには鎮痛作用や代謝向上の効果があることが示されているため,低頻度のTENSは,ごく短時間に最大筋力を発揮するような運動前に行っても筋パフォーマンスを低下させないことが示唆されたため,そのような運動前の利用に有効であることが示された。
測定指導と研究の統括を行った。
p. 120