ハヤシ トモヤ
HAYASHI TOMOYA
林 知也 所属 保健医療学部 柔道整復学科 職種 教授 |
|
発表年月日 | 2015/09 |
発表テーマ | 低強度での運動前局所筋収縮が運動誘発性酸化ストレスと運動時エネルギー代謝に与える影響 |
会議名 | 第70回日本体力医学会大会(和歌山)予稿集 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 林 知也,煙山奨也.中山登稔 |
概要 | 演者
低強度での運動前の局所他動的筋収縮が,直後の運動における運動誘発性酸化ストレスと,運動時エネルギー代謝に与える影響を検討することを目的とした。健常成人6名を対象に,運動前に経皮的電気刺激により大腿四頭筋を30分間筋収縮させた。運動は自転車エルゴメーターによる漸増負荷にてオールアウトまで行った。測定項目は,酸化的ストレスの指標として血漿アルブミンの酸化・還元状態を,エネルギー代謝の指標として呼吸代謝などとした。還元型アルブミンの変化は有意ではなかったが,両群ともに運動前に比し運動直後に減少した値が,運動30分後に筋収縮群では運動前の値に復し,安静群では運動直後とほぼ同じ値である傾向を示した。運動負荷量(Watt)で示した換気性作業閾値は,筋収縮群の値が安静群の値より有意に高かった(p<0.05)。高強度の運動前に低強度での局所の他動的な筋収縮を行うことによって,運動誘発性酸化ストレスからの回復が早くなる可能性と,エネルギー代謝からみた運動継続能が高まることが示唆された。 全ての測定と研究の統括を行った。 p. 286 |