ハヤシ トモヤ
HAYASHI TOMOYA
林 知也 所属 保健医療学部 柔道整復学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2012/11 |
発表テーマ | 直前の局所筋収縮が運動時の呼吸代謝に与える影響 |
会議名 | 第14回スポーツ整復療法学会大会スポーツ整復療法学 14(1, 2) |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 林 知也,煙山奨也 |
概要 | 演者
全身的なウォーミングアップの代替として,低強度での局所の他動的な筋収縮が,ATP産生時の基質としての血漿遊離脂肪酸濃度に与える影響と,その後の運動中の呼吸代謝に与える影響を明らかにする目的で研究を行った。血中乳酸濃度,血中グルコース濃度は,他動的な筋収縮群と安静群で有意差はなかった。血漿遊離脂肪酸濃度は,運動前の値が筋収縮群では高い傾向を示したが,両群間に有意差はなかった。換気性作業閾値(VT)は,筋収縮群が安静群より有意に高かった(p < 0.05)。 運動前に筋収縮群で安静群に比し血漿脂肪酸量が増加する傾向であったのは,低強度の筋収縮により,脂肪組織からの脂肪酸動員が増加したことを示唆していると考えられ,筋収縮群でVTの有意な延長が認められたことから,運動前の筋収縮により,ATP産生の基質の割合が変化したことが推察された。 全ての測定と解析を行い,実験を統括した。 p. 56 |