ハヤシ トモヤ   HAYASHI TOMOYA
  林 知也
   所属   保健医療学部 柔道整復学科
   職種   教授
発表年月日 2010/10
発表テーマ 運動誘発性酸化ストレスに対する持久トレーニングの影響とその性差
会議名 第12回スポーツ整復療法学会大会(東京)スポーツ整復療法学 12(2)
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 林 知也,煙山奨也,泉 晶子
概要 演者
本研究では,男女それぞれに4週間の比較的短期の持久トレーニングを行わせ,その前後で運動誘発性酸化ストレスの状態を測定し,それらの性差を調べることを目的とした。最大酸素摂取量/除脂肪量は,男性ではトレーニング後に有意に増加した(P<0.05)が,女性ではトレーニング前後でほぼ同じ値であり有意差が認められなかった。男性ではトレーニング前後ともに,安静時の値に比し,定常運動直後に有意に増加した可逆性酸化型アルブミン分画値が,トレーニング前に比し,トレーニング後に有意に低下した(P<0.05)。女性ではトレーニング前後ともに,安静時の値に比し,定常運動直後にやや増加する傾向であったが有意差はなく,トレーニングによる有意な変動も認められなかった。これらのことから,女性では,比較的短期の持久トレーニングによる抗酸化能の変動が生じにくいことが示唆された。
全ての測定と解析を行い,実験を統括した。
p. 107