キムラ アツシ   KIMURA ATSUSHI
  木村 篤史
   所属   保健医療学部 柔道整復学科
   職種   准教授
発表年月日 2005/11
発表テーマ 静的ストレッチングが筋硬度に及ぼす影響~セット数による相違についての検討~
会議名 第14回日本柔道整復接骨医学会学術大会 プログラム・抄録集
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 太田 陽,木村篤史,松本和久,中村辰三.
概要 静的ストレッチングのセット数による筋硬度の変化について検討した.下肢に障害のない健常男性22名を被験者とし実験を実施した.方法は被験者を静的ストレッチング30秒間を1セット群,3セット群,5セット群の3群に分け,それぞれストレッチング前・直後の2回,筋硬度計にて,左右の下腿三頭筋の筋腹・筋腱移行部の硬度を計測した.ストレッチングの対象筋は左下腿三頭筋とした.その結果,筋硬度は,右筋腱移行部の5セット群において最も低下した他は,全ての部位で1セット群において低下を示した.このことより,セット数が多くなると,筋紡錘への伸張が大きくなりⅠa求心性線維が興奮したために筋硬度の増加が生じたものと推測され,対象筋へのアプローチは30秒間1セットで有効であると考えられた.また,非対象筋でも筋硬度の減少が生じたことから,患肢のみならず非患肢への治療アプローチもしくは指導を行うことも必要であると考えられた.
P129.