ツル ヒロユキ   TSURU HIROYUKI
  鶴 浩幸
   所属   鍼灸学部 鍼灸学科
   職種   特任准教授
発表年月日 2007/02/24
発表テーマ 遅発性筋痛に及ぼす経皮的電気神経刺激の影響(第2報)—TENS刺激とSSP刺激による効果の検討—
会議名 第36回日本慢性疼痛学会抄録集:p102.
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 京都
発表者・共同発表者 池内隆治、角谷和幸、小田原良誠、鶴浩幸、北出利勝
概要 上腕二頭筋に遅発性筋痛を発生させ、経時的にDOMSの程度の変化を観察し、Silver Spike Point(SSP)刺激がDOMSに与える影響を検討した。その結果、4Hz群および110Hz群のVASはコントロール群に比して増加の値は低く、しかも速やかに減少傾向を示しSSP刺激にはDOMSを抑制する効果がある可能性が示唆された。本研究ではさらにTranscutaneous Electrical Nerve Stimula-tion(TENS)とSSPの効果を比較した。対象は健常成人男性29例でコントロール群10例、TENS・4Hz群4例、SSP・4Hz群5例、TENS・110Hz群5例、SSP・110Hz群5例の5群に区分した。DOMSの程度はVASで評価した。コントロール群のVASは、2日後に最高値を示した後、7日後には負荷前の値に戻った。一方、TENS・4Hz群とSSP・4Hz群は刺激直後は減少しなかったが、TENS・4Hz群は2日後37mm、SSP・4Hz群は3日後28mmとなり減少をはじめた。いずれもコントロール群より早急に元に復した。TENS・110Hz群とSSP・110Hz群はそれぞれの刺激直後からVASの減少がみられた。TENSもSSPも無刺激よりは早急に痛みが減少することがわかったが、TENSとSSPの明確な差異はみられなかった。なお、110HzのTENSはVAS値を最も早く減少させた。