アダチ タカオミ
ADACHI TAKAOMI
足立 孝臣 所属 鍼灸学部 鍼灸学科 職種 准教授 |
|
発表年月日 | 2023/06/17 |
発表テーマ | 高齢者におけるHIF-PH阻害剤の有用性の検証 |
会議名 | 第68回日本透析医学会学術集会・総会 |
主催者 | 日本透析医学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 単独 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 神戸国際会議場 |
開催期間 | 2023/06/16~2023/06/18 |
発表者・共同発表者 | 足立 孝臣 |
概要 | 【目的】日本社会の高齢化に伴いCKD患者年齢も上昇している.令和元年より新規腎
性貧血治療薬としてHIF-PH阻害剤が上梓され,注射型ESA製剤に代わり市場を拡大し ている.しかしながら,高齢者におけるHIIF-PH阻害剤の有用性ならびに使用上の注 意点については未知の部分が大きい.【方法】当院において,2020年11月から20 22年10月までの間にHIF-PH阻害剤を導入した患者に対し,年齢・性別・身体所見・血 液検査・服薬状況などの項目について,経時的に調査し検討した.【結果】当該 期間中に12名の患者に対しHIF-PH阻害剤を導入した.患者平均年齢は90歳と高齢であ った.投薬開始後3ヶ月においてHb値の改善を認め,その後維持された.観察期間中 ,半数の患者で初期投与量からの減量を要した.明らかな副作用や有害事象は認めら れなかった.【考察】高齢者の腎性貧血に対しHIF-PH阻害剤は有用であった.観 察期間中に副作用や有害事象を認めず,HIF-PH阻害剤を安全に使用できた.半数の症 例において初期投与量からの減量もしくは休薬を要し,導入期における投与量調整の 必要性が示唆された. |